パニック障害の心理療法

パニック障害の治療では、薬物療法と同時に心理療法も行います。ここでは心理療法について紹介します。

パニック障害に危険はありません。

パニック発作の時は、息苦しくなって心臓が速く打ち、胸が痛くなるなどの症状が急に出てきます。汗が激しくでたり、からだがふるえたりすることもあります。症状は心臓発作に似ているので、死ぬのではないかと心配することが多く、不安が不安を呼んでいてもたってもいられなくなります。このため救急車で病院にかかることが多いものです。病院では心電図などの検査をしますが結果は何の異常もない。これが典型的なパニック発作です。確かにパニック発作はこわい感じがしますが、もともと人間の正常な反応が急にあらわれたものですから、危険はまったくありません。

パニック障害の原因は性格ではありません。

こころの病気は、脳の中のメカニズムがわかるまでは、気のせいだとか性格の問題だ思われており、なかなか理解されないことが多いものです。このことがますます本人を苦しめることになります。最近の研究によって、パニック障害の人は、二酸化炭素や乳酸で発作が起こりやすいことがわかってきました。これをもとにしてパニック発作の解明が進んでいます。発作の症状自体は人間に備わった正常な反応ですから、発作のきっかけのメカニズムさえわかれば病気が克服できることになります。

パニック障害は正常な反応です。

パニック発作の正体は正常な反応です。だから危険はありません。発作が起きた時、こわがる気持ちがあると発作はますますひどくなります。誰でも不安になれば心臓がどきどきしてくる、それとまったく同じことです。恐れる気持ちは悪循環につながります。まして発作が起きる前から心配しても意味がありません。発作は薬でおさえることができます。いまの薬物療法は根本的治療法とは言えませんが、精神療法と組み合わせることによってパニック障害の治療が行われます。

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